9月11日から9月24日まで開催中の、北海道おといねっぷ美術工芸高等学校卒業生展2018に、12日13日14日の3日間在廊してきました。
今年で3回目の卒業生展でしたが、高校を卒業後、様々なかたちで物作りで活動を続けている15人が出展しています。
今までの卒業生展では、おといねっぷ高校の在校生は部活や個人で見学にきていましたが、今年は授業の中で見学にくる事になり、在校生全員が各学年ずつ見にきて生徒の前で卒業後の進路や作品について話しました。
僕は夏に作ったブラックウォールナットの一枚板を使ったセンターテーブルを出展しました。
毎年、広島から北海道への作品の発送方法に悩むのですが、かなり小さな作品にしたので普通に宅急便で送れました。
今回は昨年よりレベルが上がった作品が多く、他の出展者の作品と比べると見劣りしてしまって恥かしかったのですが、高校生と多くの意見交換ができました。
また、出展者とも今年1年の出来事を振り返り多くの成長を感じることができました。特に後輩の福田君はニューヨークでの作品展示や、来年個展も決まりこれからの活躍がますます楽しみです。
因みに宿泊は天塩川温泉を利用させていただきました。
食事もとっても美味しかったです!なぜか厨房には高校の2つ上の先輩もいて、宿泊最終日にお礼も兼ねて挨拶させてもらいました。
音威子府村は北海道で一番小さな村です。現在村民は700人くらい。そのうち高校の生徒が110人くらいで、ほとんどの生徒が村外または道外から家具や美術を学ぶためにきています。
音威子府村には進学先や就職先がないため、卒業後は村を出ていく高校生がほとんどなため、こうした交流を通して卒業後も村でもの作りを続けて欲しいという願いがこの卒業生展には込められています。その思いに賛同して僕も微力ながら協力させていただいています。
コメントをお書きください