一枚板のダイニングテーブルの削り直しを依頼されたお客様から、ソファーをダイニングテーブルに合う高さに変えられないかとご相談があり、脚を作り替えることになりました。
現状の脚は丸棒にハンガーボルトが埋め込まれていて、シートにねじ込むようになっていたので、金具を流用して丸棒の脚だけ作りました。
![旋盤に木材をセットしたところ](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=1002x10000:format=jpg/path/s545a148341258e66/image/ib297b556a0b6bf28/version/1531633002/image.jpg)
材料はニレの木です。角棒にして旋盤にセットします。8角形くらいまで他の機械で落としてもいいのですが、これくらいの太さだとあまり作業時間はかわらないのでこのままセットします。
![実際に削っている様子](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/none/path/s545a148341258e66/image/ibacb74a670e2e424/version/1531633432/image.jpg)
荒削り用のバイトでゴリゴリ削っていきます。カタチがシンプルなので今回使ったバイトは、荒削りのバイトと、仕上げ用のスクレーパーバイトだけです。
バイトで削ったら、最後にサンドペーパーを当てて完成です。僕は旋盤の経験は少ないですが、それでも20分くらいで1本を仕上げることが可能です。
木工旋盤自体はそこまで難しいものではありませんが、同じカタチ、サイズで複数を効率よく作るのは多少慣れが必要だとおもいます。
バイトを木材にあてていくと、みるみる削れてカタチが成型されていき非常に面白いです。今回は丸棒を作りましたが、お皿やコップなどの器も作れます。卓上に置いて使うようなコンパクトな木工旋盤もたくさん市販されていますので、興味のある方は是非トライされてみてください。
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